教育課程名:自立活動
実施日:平成29年11月14日(火)第3限:10:45〜11:30
対象児:特別支援学級児童13名
(肢体不自由4名、自閉症・情緒障害3名、知的障害3名、病弱2名、難聴1名)
障害と学年を考慮し、6班のグループでの活動。グループ分けは前回同様
単元名:ロボットやコンピュータとなかよしになろう
本時の学習:たこ焼きロボット(オゾボット)を動かしてみよう
本時のねらい:論理的思考力と協同作業能力の育成
・Ozobotの構造を理解し、操作することができる。
・友達と話し合ってコードを考え、Ozobotを目的地まで到達させることができる。
学習指導案にある通り、最初にOzobotへの興味関心を高める目的で、Ozobotが音楽に合わせて様々な動きのダンスを行う様子を見せた。児童はその動きや色の変化で、すぐさま、たこ焼きロボット(Ozobot)への興味関心を高めた。その後、Ozobotの基本機能を理解するため、あらかじめ描かれた線の上を走らせ、どのような動きをするか観察させ、気づいたことを発表させた。
次に、いくつか白抜きした迷路を与え、白抜き部分に準備した4色のマジックで自由に線を描かせ、その上をOzobotが走るとどうなるか観察させ、気づいたことを発表させた。Ozobotは線の色を見分ける能力があり、その色の変化によって自分がどう動けばいいかを考えることができることを学習した。
Ozobotの基本を学習。あらかじめ黒線で描画されたパターンの上を走らせ、その動きを観察
どんなことに気づいたかな?皆で気づいたことを発表しました。次に、白抜きされたパターンに自分で色線を描き、その上をOzobotに走らせどのような変化が起きるか観察。どんなことに気づいたかな?皆で気づいたことをまた発表しました。Ozobotは色を見て行動を変化させることに気づく活動です。
チャレンジ問題への挑戦。Ozobotは色の組み合わせを見て、右、左、まっすぐなど、どのように動けばいいか理解し行動することができる。この色の組み合わせが、Ozobotに対する動きを指示する命令(コード)になっていることを学習。次は、カラスに食べられないようにして、葉っぱにたどり着くためには、どのような道筋をたどればいいか、チャレンジ問題に挑戦です。右へ曲がるのか、まっすぐかなど考えながら、そのような動きになるようなコードを指示された場所に配置する。簡単な問題から、障害物が増える複雑な問題へとチャレンジをすすめる活動です。
Ozobotをスタート地点から目的の葉っぱの位置まで連れて行くことができたかな。Ozobotに動きの道筋を教えてあげることがプログラミング。間違ったら、Ozobotがカラスに食べられる。右へ曲がるコード、左へ曲がるコードをうまく使い分けて、チャレンジ問題がどこまでできたか、活動の振り返りを行った。
一人一人がOzobotを手元に置くことができ、じっくり動かすことができたので、とても満足していた。ルールが、簡単で分かりやすく、何回も葉っぱにたどり着くことができたので楽しさが倍増したようだった。コードの提示等、視覚的に分かりやすい教材が準備されていたので、Ozobotをどう動かせばいいか考えることができた。
シールを貼るという操作は、手先や目を使う活動で良い活動だ。児童にとっては、自分たちで道を作っているという気持ちになり、学習意欲の向上に繋がった。
手先が不自由な児童は貼るのに少し時間がかかる。「もっと動かしたかった」という思いがあった。間違えたとき、シールを上から重ねて貼るなど、対応を工夫する必要がある。
一人一人の活動で満足した後にペアの活動があったので、心置きなく二人の活動に気持ちが移ることができ、相談しようという気持ちになれた。
たこやきの入れ物は児童に興味を持たせた。また、2つずつコードのサンプルが貼ってあったので、元に戻すときにも間違えずに戻せた。
Ozobotの方が、児童にとってルールが分かりやすく、エリアも自分の目の前でできるので簡単だった。Ozobotでまっすぐに進んだり曲がったりするイメージを覚えてから、ピラー型ロボットで少しエリアを広げて活動するという展開もある。
平成29年11月21日(火)第3限:10:45〜11:30