コンピュータに仕事をしてもらうための言語について説明しましょう。皆さんは、友だちに何かを頼むときは、当然日本語で話しますね。アメリカの友だちには英語ですね。これと同じで、コンピュータと話すためには、コンピュータ語が必要です。コンピュータは電気信号で動いていますので、最終的には、0と1の二つの数字の組み合わせでできた言葉しか理解できません。この0と1の2値で表された言葉は機械語といいます。しかし、0と1の並びを私たちが見てもなんのことかさっぱり分かりません。そこで、機械語を人がわかる言葉に置き換えたプログラミング言語がいろいろ開発されました。これらの言語で書かれたプログラムは、コンピュータ自身が持つ翻訳機能により、最終的にコンピュータが理解できる機械語に翻訳されて、コンピュータがそれを理解し指示通りに動くのです。
小学校で学ぶプログラミングでは、Scratchと言われるプログラミング言語が使われることが多いと思います。Scratchは、積み木を重ねていくように、コンピュータへの命令の書かれたブロックをつなげてプログラムを作っていきます。
次回からはいよいよ、実際にプログラムを作る勉強に入ります。