プログラミング学習の最後です。プログラミングについて学習してきた最後は、最大の目標であるシステムづくりです。私たちの生活や社会を豊かで便利にするためにコンピュータに仕事をしてもらうのです。今何が問題で、何を作ればいいか、考えること。それが問題発見です。問題が見つかったらどう解決したらいいか企画を立てて、具体のプログラミング作業に入ります。
ここで、ヒントになるお話を一つしましょう。資料にあるホーキング博士の写真を見て下さい。博士は体が殆ど動きません。口も聞けず手も動かないのです。それでも宇宙の様々な問題を解く素晴らしい研究をされました。彼の手助けをしたのがコンピュータなのです。わずかに動く筋肉を使って文字をうち、それをコンピュータが読み上げ人に伝える。人に変わって文字を打ち、しゃべり、移動する、これら皆コンピュータによるシステムの働きです。
ゲームの例もみて下さい。高齢者にとって、物を見て反応する運動感覚機能はみな衰えてきます。そんな高齢者の反応を鍛えるゲームも作られています。
このように人の手助けをする、社会に役立つシステムを考えることがとっても大事です。
そして、そのようなシステムは私たちの見えないところで仕事をしてくれています。魔法の箱です。
ここに小学生が魔法の箱づくりにチャレンジした作品を少し紹介しておきます。
手首につけ動かすと画面に描かけるシステム、図書館の入口で3カ国語で案内してくれるシステム、忘れものチェックしてくれるシステムなど、たくさんの魔法の箱を作ってくれました。
皆さんも、Scratchとmicro:bitを活用して、システムづくりにチャレンジして下さい。