平成30年12月8日(土)の午後、富山県総合情報センター3階大研修室で、「新学習指導要領に対応した授業づくり」研究会が開催されました。富山県をはじめ、全国から135名の先生が参加、新学習指導要領の完全実施が迫る中、大変熱気にあふれる研究会でした。
最初に主催者を代表し、富山県教育工学研究会会長の山西潤一富山大学名誉教授の挨拶の後、第1部基調講演では、2020年から実施される新学習指導要領のねらいや背景について、元・文部科学省 初等中等教育局教育課程課 教育課程企画室長(現・独立行政法人大学入試センター 審議役 (併)試験・研究統括補佐官)の大杉住子氏が講演。
続いて、第2部実践講座では、「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業づくりについて、東京学芸大学教育学部講師の大村龍太郎氏が、その考え方や授業づくりのポイントを、具体のワークシートを用いて分かりやすく解説されました。皆ワークシートで、見方考え方を重要視する指導法について真剣に取り組みました。
最後の、第3部パネルディスカッションでは、富山大学名誉教授の山西潤一氏がコーディネータを努め、上記の大杉氏に加え、富山市教育委員会の宮口教育長、東京学芸大学教育学部の高橋准教授、NPO法人全国初等教育研究会の森副理事長講師の4名で、新学習指導要領に対応した教育を行うため、行政としてどのような準備をしどのような課題があるか、ICT活用をどう進めるか、教員の教育技術や意識を変える研修をどう行うかなどについて、参加者を交え活発な議論が展開されました。